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デンマーク戦で見た俊輔 [サッカー]

 日本対デンマーク戦のテレビ中継を見ていて印象的なシーンの一つは、前半終了直のピッチ上での光景だった。そこでは、中村俊輔が他の日本人選手の誰よりもタッチラインから離れた位置まで入り込み、フリーキックを決めた遠藤、本田に握手をしに行っているのだ。
 おそらく試合に出られず悔しい思いをしているだろう。サッカー選手なら誰でもベンチよりもピッチに出ていたいはずだ。しかも、それまで日本代表の中心選手としてゆるぎない存在だった自分が、スタメン落ちの現実に直面している。心中を察するに、余人には計り知れないものがある。それを堪えて殊勲の味方をたたえる姿に私は感動した。
 報道によれば、調子の上向いてきた俊輔は、居残り練習などで積極的にアピールしているそうだ。試合に出たいという気持ちを、練習に取り組む姿勢で無言のうちに表しているのだと思う。
 GKの川口能活も同じだろう。試合に出るチャンスは少ないにもかかわらず(もっとも本人は、いつか必ず声がかかると信じて練習に取り組んでいるはずだ)、それを承知でキャプテンとしての役割をこなしている。きっと、選手みんなに声をかけて発破をかけていることだろう。
 川口は言葉で、俊輔は背中で、きっと日本のメンバーを鼓舞しているのだと思う。周りの若い選手たちに、川口さんのためにも、そして俊輔さんのためにも、自分たちが頑張らなければならないという気持ちにさせているのではないだろうか。こんなところにも、日本チームの結束と強さの一端がある。
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日本対デンマーク戦、今更ながら川島のオランダ戦の好セーブ [サッカー]

 遅ればせながら、ワールドカップ2010グループリーグE組最終戦の日本対デンマーク戦について。「日本対デンマーク戦、夢想」(6月23日記)の予想(夢想)はみごとにはずれたが、それを上回る結果で大変うれしく思っている。
 やはり、オランダ戦の0対1が効いたと思う。かたやデンマークは0対2と、オランダに2失点を喫している。対カメルーンがお互い1対0だったので、オランダ戦の1失点差が、24日の試合に大きく響いた。得失点差で日本が優位に立ち、引き分けでも決勝トーナメント進出という展開になったのだ。一方デンマークは、攻めて勝利をものにする必要があった。この差は大きかったと思う。逆の立場だったらどうなっていたかを考えると、冷や汗ものだ。きっと、守備を固めたデンマークに対して攻めあぐねる日本、という展開になったはずだ。心臓に悪い試合となっただろう。それに比べてると、現実の試合は、前半の早い時間に得点できたこともあり、終始落ち着いて観ていられた。それだけ危ない場面も少なかったということが言える。
 オランダ戦、PKでの失点後に川島が止めた2つの1対1が大きかった。自分のミス(ジャブラニの性質を考えると仕方ないと思うが)に自信喪失することなく、気持ちを切り替えて守りきった精神力の強さが日本を決勝トーナメント進出に貢献した。

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日本対デンマーク戦夢想 [サッカー]

 FIFAワールドカップ2010、韓国がナイジェリアと引き分けて決勝トーナメント進出を決めた。25日3:30キックオフの日本対デンマーク戦への期待が高まる。日本よ、韓国に続け!

 わたしの夢想スコアは1対1。前半は、過去2戦同様、0対0の同点。引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる日本は、堅実な試合展開で何とかしのぎきる。これまで同様、日本の組織的な守備と集中力が光る。中澤、トゥーリオの二人のセンターバックも、デンマークの高さをものともせず、相手のセンターリングをことごとく跳ね返す。

 試合が動くのは後半だ。75分、デンマークが何とか日本の守備をこじ開けて先制。後がない日本は、攻撃のギアをトップに入れ替え、積極的に攻め始める。しかし、何本もシュートを打つもののことごとく枠をはずし、最後はトゥーリオと中澤まで上げてパワープレイに転じる。しかし、むなしく90分を過ぎ、残るはロスタイムのみ。終了間際、中村俊輔の放った乾坤一擲のシュートをGKがはじき、そこを詰めていた本田がスライディングシュート! ゴォォォーーール!!

 というわけで、岡ちゃんは、12年前のジョホールバルの歓喜の再現と、フランス大会の目標だった1勝1敗1分けを達成し、みごと決勝トーナメントに駒を進めることになるのである……。
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